というわけで、夏休みの宿題を片付けるために連続投稿(笑)
八幡浜でちゃんぽんを食した後、宇和島市に乗りこみます。
宇和島市の特色?そりゃ、宇和島城と、鯛めしと、宇和島自動車の本社があることでしょう。
JR宇和島駅は、ホテル併設だからか、けっこう立派な建物に見えますな。
一見さんお断り?のストロングスタイルはここでも
宇和島市のバス路線…、もとい宇和島バスの路線の特徴なんでしょうな。JR宇和島駅を起点とするバスはごくわずか。
北側から宇和島駅方面に来た郊外バスは、駅から少し南にある市立病院を経由して、さらに少し南まで行きます。
南側から(市立病院を経由して)宇和島駅方面に来た郊外バスは、さらに少し北に行くか、宇和島駅から歩いて1キロほどの道の駅まで、宇和島市役所を経由しつつ運行します。
また、市内バスとして、市の南側から市立病院・宇和島駅を経由して、市の北側に運行する系統があります。
…もう分かりますね。年寄りと学生しか乗っていません。路線設定のキモとなっているのは、市立病院のようです。
さらに気が付きましたか?「駅から北の方に行く」「市立病院から南の方に行く」…つまり、系統ごとに、北の方の終点・南の方の終点がまちまちで、路線図を相当頭に入れないと、とてもじゃないが乗れなかったりします。
私は、後述する宇和島バスセンターで、約一時間かけて地図(路線と停留所が書いてあるやつ。少し古いので廃止されている路線なんかも載っている)を熟読し、上記の事実をようやく理解した次第です(笑)路線図を読む時間が長くて、あまりバスに乗れなかったという本末転倒な事態が発生してしまっていたりします。
二つのバスセンター!?地元の人もよく分かっていないのかも
そんな宇和島バスですが、宇和島市内には二つのバスセンターがあったりします。
ひとつは、おそらく歴史が浅い「恵美須町」のバスセンター。宇和島駅から徒歩5分くらいのところにあります。中心アーケード街(ただし結構寂しい)の入口で、なおかつ新しめの商業施設の近くにあったりします。
宇和島バスのデフォなのでしょう。バスが来ると、そのたび係員の場内アナウンスがあり、行き先と共に知らせてくれます。相当な頻度で来るので、案内のおねえさんも結構大変そうですが、一つ苦言を呈すれば、中の待合室の時刻表に書いていないバスがどんどん到着して、アナウンスされているという。表に出れば、標注に書いてあるんだけれど。あと、路線図が掲出されていますが、宇和島駅も市立病院も書いていないので、位置関係がよく分からない。
さらにそこから10分ほど歩くと、これは相当歴史がありそうな「宇和島バスセンター」があります。松山行きのバスはここが始発なので、宇和島市の中心ターミナルなのでしょう。もちろん、バスが到着すると館内放送が流れて、行き先と共にお知らせしてくれます。
待合室の中は、やはりお年寄りと、学生しかいません。乗客同士の顔見知りも多く…というか、常連でないのは私だけのようです。バスターミナルには自家用車を停めるスペースもあり、学生を迎えに来る車もありました。
私はこのターミナルに籠って、古い地図を見ながら、宇和島バスの路線網を約一時間かけて読み解くという作業をしたのですが、その時思いました。
「乗っている人たちも、自分が利用している系統以外は、分かってないよね?」
一本乗り過ごしたら大惨事になる地方の路線バスにおいては、だからこそ自分が乗っているバスには確実に乗らないといけない。それゆえの館内放送なのでしょう。でも、それでは、一見さんだけではなく、地元の人も普段乗っている路線以外は乗ろうとは思わないだろうなぁ。
翌日、さらに衝撃の事実を知る…
宇和島に行ったのは9月でしたが、10月から少し変化があった模様です。一部系統でバスロケーションシステムが導入される一方、系統廃止になった路線もあり、地方の路線バスは、やはり苦しい状況にあるのだなと思いました。
…で、その晩は宇和島の鯛めしを食して、翌日は高知に向けて旅立つのですが、そこで衝撃の事実を知ることとなります。以下続く。
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